バフェット流。投資銘柄の選び方

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こんにちは。
株式トレーダーの川合一啓(かわいいっけい)です。

株式投資法には有名無名問わず数多くのものがありますが、
その中でも特に多くの投資家に名が知れ渡っているのが
「ウォーレン・バフェットの投資法」かと思います。

今回は、ウォーレン・バフェットさんの投資法をご紹介します。

目次

アメリカの投資家 ウォーレン・バフェット

ウォーレン・バフェットは、アメリカの投資家であり、
世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの
筆頭株主・会長兼CEOです(2018年現在)

ウォーレン・バフェットは、長期投資を基本スタイルとして、
50年で資産を7,000倍にしたというとんでもなく高い運用実績があり、
「投資の神様」と呼ばれています。

世界中がITバブルで湧いた時代にも冷静さを保ち、
ハイテク株には手をださずに
トレードスタイルは一貫してブレることはありませんでした。

その常に保たれる冷静さこそが、
プロトレーダーに求められる資質なのだと思います。

その彼の投資スタイルはとにかく一貫性があります。

そんな彼は「成長しそうな割安・優良株を買う」という
銘柄選びにこだわっています。

割安・優良株を長期期間保有し、
利益がしっかりと出るタイミングで売るのです。

ウォーレン・バフェット1度買った株は
基本的に利益が出るまで手放さず、
じっとその時を待っていると言われています。

この我慢強さが成功の鍵を握っているのかもしれません。

割安株、優良株の見つけ方

そんなウォーレン・バフェットにならって、
割安株、優良株の見つけ方を紹介します。

「PER」と「PBR」の2つの指標を使って探していきます。

PER

PERとは、株価収益率のことで
1株あたりの利益から株価の割安性を判断する指標です。

計算式
PER=株価÷純利益(1株あたりの利益)

例えば、株価が1,000円で1株あたりの利益が50円だとするとPERは20倍です。

よってこの数値はなるべく低いほうが良いですね。
目安としては10倍以下だと割安となり、PER的には「買い」です。

PBR

PBRとは、株価純資産倍率のことで、
株資本から株価の割安性を判断する指標です。

計算式
株価÷BPS(1株あたりの株主資本)

例えば、株価が900円で1株当たりの株主資本(BPS)が300円とするとPBRは3倍。

数値もなるべく低いほうが良いですね。
目安としては1倍以下だと割安なので「買い」になります。

この2つを条件に銘柄を探すと、
数字上は割安・優良株に絞ることができます。

しかし、この2つの指標の数字はあくまで「参考数値」であすから、
これが買い水準だからと言って全力で買えば良いということではありません。

「PER」と「PBR」は指標の一つというだけで、
実際には、自分なりの目安はルールを決めて銘柄を見つけていく必要があります。

「バフェット流投資法」はウォーレン・バフェットだからこそできる

バフェット流投資法は、割安・優良株を購入して
長期保有をすることで成立します。

しかし、株価が上がるのを待って長い間ずっと保有しているのは、
実際にはとても難しいことです。

株価が上がればよいのですが、
下がっても我慢して保有し続けるのが基本。

そのまま含み損状態でズルズル下がり続ければ
大損をするかもしれない危険な手法です。

また、今起きているコロナショックのような大きな株価下落時であっても
株を手放さずに長期保有し続ける強靱なメンタルも必要になります。

「株の購入⇒ホールド」というシンプルな方法なのですが、
実はウォーレン・バフェットのように成功者が続出していないのは、
そのメンタルが故ではないでしょうか。

精神的な強さには見習いたいところですが、
「実践的に誰でも出来るか」といえばかなり困難と言えます。

だからこそウォーレン・バフェットは
唯一無二の「投資の神様」なのかも知れません。

そもそも長期保有するのが基本になりますので、
資金によっては他の株を買うための余剰金がなくなってしまい、
身動きがとれなくなってしまうというデメリットも存在します。

万人向けの手法ではありません。

まとめ

今回は、ウォーレン・バフェットの手法を解説しました。

「安く買って、高く売る」というシンプルな行動パターンに見えますが、
資金繰りやメンタルの強靭さを考えると万人向けの手法ではありません。

また、コロナショックのように世界経済はいつ傾くかわかりません。

資金効率を良くするためには
デイトレードで資金を回しながら大きくしていくのが
我々個人投資家にとって唯一の手段です。

個人的にもウォーレン・バフェットは投資の神様だということに
疑いの余地はありませんが、万人向けの手法ではありませんから
ウォーレン・バフェットの手法を真似るよりも、
強靭的な精神力の部分を見習うのが良いと言えるでしょう。

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