「空売り銘柄の検索基準が知りたい!」
「これから下がる可能性の高い銘柄の探し方を教えて欲しい!」
「条件に合った銘柄はどこで検索すればいい?」
この記事は上記のような人のために、空売りに適した銘柄を見つけるための方法を解説しています。
当記事で紹介中の11個の探し方を採用するだけで、空売りに適した銘柄がすぐに見つかります。
目次
空売り銘柄の検索の前に「騰落レシオ」をチェック!
まずは、現在の相場が空売りに適した相場かをチェックしておくのが大事です。
そこで役に立つのが「騰落レシオ(とうらくれしお)」です。
騰落レシオとは、株式相場の過熱感を判断する指標で「買われすぎ」と「売られすぎ」が数字で分かります。
この騰落レシオは100%が中立の状態であり、120以上だと過熱気味とされます。
相場は過熱気味になるほど下落の可能性が上がるため、空売りするとき騰落レシオは100%以上が望ましいです。
騰落レシオは証券会社のツールや以下のようなサイトで確認できます。
空売り銘柄の検索基準①下降トレンドの発生
空売りは売りを行なため下げ相場で行ないたいです。
よって、下降トレンドが発生している銘柄を選択すべきです。
下降トレンドとは次のような相場を指します。
基本的に上記のとおり、「安値が前回の安値を切り下げながら下降する」というような相場です。
トレンドは継続する傾向があるため、下降トレンドがでている銘柄を空売りすることで勝率が向上します。
空売り銘柄の検索基準②上昇トレンドの崩壊
上昇トレンドの崩壊している銘柄を選ぶのもおすすめです。
トレンド転換してその後、下降トレンドになる可能性があるためです。
上昇トレンドの崩壊している銘柄というのは以下のような相場を指します。
上記のように上昇が鈍くなり、揉み合い(レンジ相場)になっているのが特徴です。
さらに「高値が直近の安値を超えられない」という事態になると、明確なトレンド転換のサインと判断されます。
上記のようになると、沢山の投資家が売りを仕掛けてくる可能性が高いため、下落が期待できます。
空売り銘柄の検索基準③重要な底値のブレイク
重要な底値をブレイクしそうな銘柄も空売りに適しています。
重要な底値とはおもに次の2つです。
- 株価が何度も反応している価格帯
- キリ番
株価が何度も反応している価格帯とは以下のような場所を指します。
キリ番とは、キリの良い株価のことで500円や1,000円などのことです。
株価が何度も反応している価格帯とキリ番は大勢の投資家が注目しています。
そのため、そこをブレイクされると株価が大きく動く「ブレイクアウト」と呼ばれる現象が起きやすいです。よって、その流れに乗ることで利益を出すことが可能です。
空売り銘柄の検索基準④レジスタンスラインでの鈍化
レジスタンスラインで鈍化している銘柄も空売りしやすいです。
レジスタンスラインとは、高値と高値を結んだラインのこと。株価の上昇を抑える役割があります。
株価がレジスタンラインまで来ると勢いが鈍化して、反転下落することがよくあります。この傾向を利用して売りを仕掛けることが可能です。
なお、レジスタンラインは「株価の上昇が何度も止まっているポイント」に引くのが基本です。
大抵のFX会社の取引ツールでは垂直のラインが引けるため、それを使用すればOKです。
空売り銘柄の検索基準⑤インジケーターのデッドクロス
インジケーターがデッドクロスしている銘柄も空売りに適していると言えます。
短期線が長期線を上から下に抜いた状態を指します。
デッドクロスは売りサインだからです。
デッドクロスは相場が売りに傾いたときに起こる現象です。従って、売りサインと判断されるのです。
デッドクロスが起こるインジケータとして代表的なものは、以下のようなものがあります。
- 移動平均線
- MACD
- ストキャスティクス
デッドクロスしている銘柄は証券会社のツールや株関連のサイトで検索できるため、探してみましょう。
空売り銘柄の検索基準⑥オシレーターの買われすぎ
オシレーター系のインジケーターで、「買われすぎ」のサインが出てている銘柄も注目です。
以下のようなオシレーター系のインジケーターは、相場の過熱感を数値によって判断することができ、ある基準を超えると買われすぎと判断します。
- RSI
- ストキャスティクス
例えば、RSIは70%を超えると買われすぎと判断します。
そのため、RSIで70%を超えている銘柄は買われすぎていると投資家に判断される可能性があります。
決済売りや下落を期待した売りがたくさん出る可能性があるため、将来的に下落してくる確率が高まるのです。
オシレーターの買われすぎのサインが出ている銘柄は証券会社のツールや株価関連のサイト等で検索できるため、探してみてください。
空売り銘柄の検索基準⑦オシレーターのダイバージェンス
オシレーターのダイバージェンスが発生している銘柄にも注目したいです。
ダイバージェンスとは相場とインジケーターの逆行現象を指します。
例えば、ストキャスティクスをなら以下のとおり。
上記では、相場は上昇していますがストキャスティクスは数値を切り下げています。これは上昇の勢いが無くなったことを意味します。
よって、今後下落する可能性の高まりを意味するのです。
そのため、オシレーターでダイバージェンスが発生している銘柄も要チェックです。
空売り銘柄の検索基準⑧移動平均薄乖離率が5.0%超え
移動平均薄乖離率が5.0%超えている銘柄も空売りしやすいです。
移動平均薄乖離率とは、株価が移動平均線からどれだけ離れているかを「%」で表したものです。
移動平均線と株価は以下のような動きをくり返しています。
- 株価が移動平均線から離れる
- 株価が移動平均線に戻ってくる
一般的に5.0%超えると株価は移動平均線まで戻るとされています。
よって、移動平均薄乖離率が5.0%超えている銘柄を空売りすれば利益を上げられる可能性が高まるのです。
移動平均薄乖離率5.0%超えの銘柄は証券会社のツールや株関連のサイト等で検索できるため、探してみましょう。
例えば、「株センサー」というサイトなら以下のように乖離率を選択すれば、対象銘柄をすぐに絞り込んでくれます。
空売り銘柄の検索基準⑨信用倍率の上昇
信用倍率の上昇した銘柄は空売りに適していると言えます。
信用倍率とは、信用買いと信用売りの比率を表した指標です。信用取引の買いと売りどっちが多いのかが分かります。
「信用倍率が上昇する=信用買いが多くなった」ことです。
信用買いは信用取引であるため、返済期限があります。信用倍率が上昇していると、決済のための売りが沢山でると予想できるのです。
また信用倍率の数値が通常から大きく上昇していると、単純に買われすぎとも判断されます。
そうしたこともあり、信用倍率が高い銘柄は今後売りが出て下落する可能性があるのです。
信用倍率が高い銘柄は、「ヤフーファイナンス」のランキングなどを使って探すのがおすすめです。
空売り銘柄の検索基準⑩スキャンダルや業績悪化
スキャンダルや業績悪化した銘柄はかなり空売りしやすいです。
株価が大きく下落する一番の原因は悪材料だからです。
ただし、悪材料の下落時には暴落して「ストップ安」となり、下落が停止になる傾向があります。
ストップ安とは、株価が1日に下落できる値幅まで下がり取引が停止された状態を指します。
そのため、空売りしたくてもできないことも多いです
空売り銘柄の検索基準⑪配当金の減少
配当金の減少した銘柄も空売りに適しています。
配当金が減少すると保有するメリットが減るため、その株を売る人が増えるからです。
また、多くの人は「なぜ配当金が減ったのか?」と警戒します。「業績が悪化してからなのでは?」と疑う人も多くいるため、売りが出やすくなる状況です。
こうした理由があり、配当金の減少した銘柄は売りが増加しやすくなるのです。
まとめ
空売りするときには「騰落レシオ」で、相場が売りに適しているか確認しておきましょう。
その上で以下の検索基準を参考に、空売り銘柄を探すのがおすすめです。
- 下降トレンドの発生している銘柄
- 上昇トレンドの崩壊している銘柄
- 重要な底値のブレイクしている銘柄
- レジスタンスラインで鈍化している銘柄
- インジケーターでデッドクロスしている銘柄
- オシレーターで買われすぎとなっている銘柄
- オシレーターでダイバージェンスが発生している銘柄
- 移動平均薄乖離率が5.0%超えている銘柄
- 信用倍率の上昇している銘柄
- スキャンダルや業績悪化の銘柄
- 配当金の減少した銘柄
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