こんにちは。
株式トレーダーの川合一啓(かわいいっけい)です。
株式投資で値動きを見ている時に「板」という言葉がよくでてきます。
チャートの値動きだけ見ていても難しい時に重要になるのが「板読み」。
ただし、板を読むにはさまざまな知識と読み方を知ることが大切です。
本記事ではデイトレで役立つ板の読み方や、活用術をご紹介します。
目次
板の読み方とその特徴
デイトレで銘柄を選ぶ時に読むポイントは大きく分けて4つ。
- 銘柄の注目度
- 銘柄の値動き
- 値動きの先読みや転換期
- ポジションをとる量
株価チャートだけでも判断できることもありますが、
さらに深く調べる際に重要な指標をなるのが「板」です。
板とは、現状価格近辺でどれくらいの量の買いや売りが
入っているかを示す一覧表です。
「売数量」「値段」「買数量」の3列で表示されており、
現在価格を中心に売買の反応を見ることができます。
チャートだけではわかりにくい、
・反発するポイント
・売りが溜まっている様子
などが察知できます。
下値で十分な買いが入っていて、
これ以上下がりにくい板であれば底値である可能性が高く
買いに入ることができます。
反対に売りの数量が多く、
上がってもすぐ落とされてしまう場合には、
売りの圧力が強いため下落に向かう可能性が高いです。
このように、現在価格の前後の価格で
どのような売買の動きが出ているか板の動きを読むことが
デイトレでスムーズな売買をする方法です。
売買注文が少ない時には「板が薄い」、
売買注文が多い時には「板が厚い」「買いが厚い」「売が厚い」
などと言われます。
デイトレで必要な板読みのポイント
板読みは「板読み術」「板読みトレード」と呼ばれることもあり、
トレードには欠かせないポイントです。
板読みでわかる大きなポイントは次の4つ。
- 銘柄の需要と供給
- ポジションの多さ
- 値動きの転換ポイント
- 値動きの方向感
銘柄の需要と供給
まず銘柄の需要と供給は、単純に売数量と買数量の多さです。
売数量が買数量よりも多ければ、この銘柄の需要は低くなってきている。
売数量よりも買数量が多ければ、この銘柄の需要は高くなってきている。
このような判断が板読みの第一段階となります。
ポジションの多さ
ポジションの多さは板の厚さであり、
そもそもどれくらいの注文が入っているかということ。
いくら売数量より買数量の方が多くても、
注文量のポジション自体が少なければ、
その銘柄の注目度が低く需要があるとは言えません。
ポジションが少ないと値動きも出づらく、
デイトレ向きの銘柄ではないでしょう。
値動きの転換ポイント
そして板読みの大きなポイントとなるのが、値動きの転換ポイントです。
どの価格帯でポジション量が多く入っているか、
その価格がチャートの転換期になり得るポイントになります。
大きなポジションが入りやすいのが、キリの良い価格帯のところです。
そこが値動きの節目となりやすく、買いや売りが集まりやすいでしょう。
買数量の多い価格帯があれば、その価格を底値と思っている人が多いため、
上昇に反発する可能性があります。
また売数量が多い価格帯がある場合には、
「蓋がされている」という表現がされることもあり、
利益確定が始まって下落へ転換すると察知できます。
値動きの方向感
さらに、転換ポイントと同様に値動きの方向感も見ておきましょう。
例えば売数量の多い節目があり、
買数量が少なければ、方向感は下落へと向かうでしょう。
ただし、節目での売りポジションが多くても、
その後買いの板が厚くなり、一時的な調整で終わることも少なくありません。
板の状況は一瞬で変わることがあるため、気が抜けません。
デイトレの板読みの注意点
板読みで気を付けたいポイントは、「見せ板」というものがあること。
簡単に言うと、わざと大きなポジションを売りや買いで見せることで、
値動きが乱されることがあります。
大きな売りポジションがあった場合、
それを見た人が転換ポイントだと思いその前に売りに出ます。
そもそもそのポジションで売るつもりはなく、
安値で拾いたいためにそこを狙ってくる場合があります。
反対に厚い買いがあると見せかけて、値動きを上げたいということも同様です。
不自然だなというポジションがある場合には、
このようなウラがあることも注意します。
デイトレに役立つ板の読み方のまとめ
デイトレで勝つには、株価チャートだけでなく板読みも必要です。
板読みができればより早く値動きに対する判断をすることができるので、
板読みはデイトレで勝つための大きなポイントとなるでしょう。
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