この記事では、株のスイングトレードで勝つコツと手法を解説しています。
初心者向けにシンプルな方法を選んでお伝えしているため、株をはじめたばかりの人でも簡単に理解できすぐに実行できます。
当記事を読んで、株のスイングトレードの勝率を上げましょう!
目次
株のスイングトレードで勝つためのコツ5つ
株のスイングトレードで勝つためには次の5つのコツが大事です。
- 上昇トレンドで勝負する
- 流動性が高い銘柄を選ぶ
- スクリーニングツールを活用する
- 損小利大の取引をする
- 企業の業績のチェックをしっかりする
上昇トレンドで勝負する
株のスイングトレードでは上昇トレンドで勝負しましょう。
株式相場ではおもに次の3つの相場があります。
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
- レンジ相場
この内、スイングトレードに向いているのは上昇トレンドです。
スイングトレードは中長期的にポジションを保有していくことになるため、大きな流れに乗っていくことが大事です。
下降トレンドでも可能なのですが、それだと「売り」で入らないといけません。
「売り」の場合、「買い」とはことなり「貸株料」や「逆日歩」などの保有中の手数料があるため注意しないといけないのです。
貸株料や逆日歩の金額によっては利益を大きく減らしてしまい負ける原因となります。
そのため、初心者は上昇トレンドのみで勝負するのがオススメです。
下降トレンドに手を出すのは取引に慣れてからにすると良いでしょう。
流動性が高い銘柄を選ぶ
株のスイングトレードでは流動性を高い銘柄を選ぶのも重要です。
ここで言う、流動性とは「買いたいときに買えて、売りたいときに売れる」という部分です。
株式は売り手と買い手がいて、互いに出した売買条件が一致しないと注文が成立しません。
よって、活発に取引されている銘柄でないと売買タイミングに制限がかかってしまいやすいのです。それだと取引チャンスを逃しやすいです。
そのため、流動性を高い銘柄を選ぶ必要があります。
流動性の高い銘柄の目安は出来高の高い銘柄です。
ヤフーファイナンスなどの出来高ランキング上位に食い込んでいる銘柄は目安になりますし、東証一部上昇銘柄も出来高の高い銘柄が多い傾向にあります。
スクリーニングツールを活用する
株のスイングトレードでは、スクリーニングツールを活用すると効率よく銘柄を絞れます。
スクリーニングツールとは、条件を指定することで最適な銘柄を絞り込んでくれるツールです。
例えば、RSIで70%を超えている銘柄を探したいとすれば、その条件で検索すればすぐに対象の銘柄が表示されます。
スクリーニングツールを使えば銘柄検索が効率化され、銘柄選びの時間短縮になるため、ぜひ有効活用すべきです。
スクリーニングツールは証券会社だけでなくインターネットにもあり、それぞれ特徴が異なるため、いろいろ使用してみると良いでしょう。
損小利大の取引をする
株のスイングトレードでは損小利大の取引をすることも大事です。
負けたときの金額よりも勝ったときの金額が大きくなるようにトレードするのです。そうすれば、トータルで勝ちやすくなります。
逆に負けたときの金額が買ったときの金額よりも大きいとトータルで勝てません。数回の負けでそれまでの利益がすべて無くなりかねないからです。
よって、常に損小利大の取引をするように心がけてください。
理想は損失に対して利益は2倍です。
企業の業績のチェックをしっかりする
株のスイングトレードでは企業の業績のチェックも必要です。
スイングトレードは中長期に渡ってポジションを保有するトレードであるため、企業の将来性を測る「ファンダメンタル分析」も必要になるからです。
そのため、最低限以下はチェックしておきましょう。
- 財務状況
- PER(株価収益率)
- PBR(株価純資産倍率)
- 配当利回り
株のスイングトレードでオススメの手法
株のスイングトレードでオススメの手法は「押し目買い」です。
押し目買いとは、上昇トレンド中の一時的な下落のあと再度上昇してくるところで「買い」を入れる手法です。
上昇トレンドだからといって、むやみに追いかけて買うと高値掴みになることがあります。
そこで押し目買いの出番。
押し目買いを採用することで一旦下落するまで待つことで高値掴みを避け、有利な位置で買うことができるのです。
そのため、押し目買いは上昇トレンドで非常に有利な方法になります。
押し目買いの注意点
押し目買いには次の3つの注意点はあるため確認しておきましょう。
- 上昇の兆しを確認してから買う
- ナンピンはしない
- 押し目が浅いときは買わない
「買い」を入れるのは、上昇の兆しを確認してからです。例えば、以下のようなサインが出てからにしましょう。
- 陽線が出現する
- 上昇チャートパターンが出現する
- インジケーターで上昇を示すサインが出現する
ナンピン(追加の買いを入れて平均レートを下げる手法)は禁止です。上昇しないと思ったらすぐに損切りしてください。
以下のように押し目が浅いときは買わないほうが良いです。
相場が上昇するには売り勢力が出す損切りの買い注文も必要です。上記の状態では、売りがあまり出ていないため、損切りの買い注文の数も期待できずに相場を押し上げるパワーも弱いと判断できます。
押し目がどれくらいあると良いかの判断は「フィボナッチ・リトリースメント」を使うのがオススメです。
フィボナッチ・リトリースメントは相場の反転ポイントの予測に使われる指標になります。
押し目は、フィボナッチ・リトリースメントの最低でも38.2%以上は欲しいところです。
株のスイングトレードに最適なテクニカル指標3つ!
最後に、株のスイングトレードに最適なテクニカル指標を紹介しておきます。
以下の3つはスイングトレードの分析に非常に役立ちため、ぜひ有効活用してください。
- 移動平均線
- 移動平均線乖離率
- 水平線
移動平均線
移動平均線は相場の方向性と勢いを判断できるテクニカル指標です。
パッと見るだけで現在の相場状況がトレンド相場なのかレンジ相場なのか判断でき、またトレンド相場ならどのくらいの勢いがあるのかを確認できるため非常に役立ちます。
見方は以下のとおり。
上昇トレンド | ロウソク足が移動平均線の上にあり、移動平均線が上向き |
下降トレンド | ロウソク足が移動平均線の下にあり、移動平均線が下向き |
レンジ相場 | 移動平均線がロウソク足を上下 |
また、移動平均線の角度が急なほど相場は勢いが強いと判断します。
移動平均線を表示させれば上昇トレンドの銘柄を見つけやすいですし、スクリーニングでも絞り込めます。
また、移動平均線で株価が反転することがあるため、押し目買いのポイントとしても使用してOKです。
移動平均線乖離率
移動平均線乖離率は、株価が移動平均線からどれくらい離れているかを示したテクニカル指標です。
株価は移動平均線から離れすぎると戻ってくるという習性があるため、移動平均線乖離率を確認することで相場の反転ポイントを予測できます。
移動平均線乖離率の数値は一般的には以下のとおりです。
5日移動平均線 | 10%以上 |
25日移動平均線 | 15~20%以上 |
上記を参考にして利益確定の基準にしたり、押し目買いの基準にしたりすることができます。
水平線
水平線は高値と高値、安値と安値に引く水平のラインです。
レジスタンスラインは株価の上昇を抑える役割があり、サポートラインは株価の下降を抑える役割があります。
そのため、チャートに水平線を引くメリットは、相場の反転ポイントが分かりやすくなることです。
ラインで視覚的に反転ポイントが分るため、分析する際にどこに注目すべきかが明確になり、分析がしやすくなります。
その結果、以下のような戦略が取りやすくなるのです。
- 水平線での反発を予想してエントリーする
- ポジションを保有しているとき水平線での反発を警戒して利益確定する
- エントリーサインが出たけど水平線の近くだから見送る
なお、水平線を引くのは次のような箇所です。
- 株価が何度も反応しているポイント
- チャート上で目立つ高値と安値
- キリ番
まとめ
株のスイングトレードのコツは次の5つです。
- 上昇トレンドで勝負する
- 流動性が高い銘柄を選ぶ
- スクリーニングツールを活用する
- 損小利大の取引をする
- 企業の業績のチェックをしっかりする
上記のコツを実行した上で「押し目買い」をしていくのがオススメです。
なお、押し目買いは以下の3つに注意しましょう。
- 上昇の兆しを確認してから買う
- ナンピンはしない
- 押し目が浅いときは買わない
相場分析の補助として次の3つのテクニカル指標は役立つため、ぜひ活用してみてください。
- 移動平均線
- 移動平均線乖離率
- 水平線
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