板と歩み値は、株の取引をする上で重要なものです。
株価ボードなどでは、板情報の側に直近の歩み値が表示されていて、どのくらいの値段の推移で動いているのかが一目でわかるようになっています。
歩み値は、売買が成立した値段ですので、これを時系列に並べていき点にするとチャートとして見ることも出来ます。
ただ細かすぎるので、通常チャートはもう少し大きな期間、
例えば分、日など期間別で分けて表示されていることが多いです。
今回は歩み値とは何か?
また、歩ね値は過去の取引きの結果を示しているので、今の取引の情報を表示している板と合わせての使い方をご紹介します。
目次
歩み値とはなに?
「歩み値」は、売買が成立した値段です。
一方、通常「板」と呼ばれる売り買いの値段と株数を表示しているのは、まだ成立していない株の状況を示しています。
チャートなども過去の取引状況から未来を予測するものですが、歩み値をみて、この時間にはいくらで出来たのかを確認し、
出来高の多い時間帯や少ない時間帯、約定した時間には、どういった取引状況だったのかを確認することで、直近の株価の推移を推測することも出来ます。
また、株価だけでなく、売買が成立するのは、値段と株数が一致した時なので、何株で成立したのかということも知ることが出来ます。
歩み値は、取引が始まった寄り付きから終了する大引けまでずっと値が更新されていくので、どんどん上に新しい成立値が表示され、古い値段は下に表示されます。
その日の取引の始まりを見る場合は、下から上に見ていくようになります。
デイトレーダーが使う株価ボードなどには、直近で成立した歩み値が5つぐらい表示されており、直近でついた値段・取引がわかるようになっています。
歩み値はどうやって見るのか
ネットや本など様々なところで出ている歩み値の見方。
「百聞は一見にしかず」と言いますが、こうやって文章で説明するよりも実際の歩み値を見た方がわかりやすいです。
もっといえば、実際に取引が始まっている時に歩み値を見ると次々売買が成立していくので、それを見ていると説明など必要がないほどすぐにわかるようになります。
歩み値は、株価ボードなどの専用の発注ツールなどに表示されていることが多く、ネットで取引をする場合は、インストールなどをする必要があったりして少し手間がかかるかもしれません。
しかし、株価ボードの方が通常の発注画面よりも発注しやすかったり、様々な株の分析ツールなども含まれていることが多いので、機会があれば使って見ることをおすすめします。
歩み値は、時間、株価、出来高で表されています。
(株価と出来高の位置は株価ボードの種類によって異なる場合もあります。)
先ほどと重複しますが、歩ね値の更新は新しく売買が成立すると過去の上に表示されるので、下に表示されているのが古い取引になり、上にいくほど新しい取引になります。
なので、大引けの段階では、15:00の表示の歩ね値が一番上にきているはずです。
また、取引が多い銘柄だと一枚の画面に表示が出来ない場合があります。
その場合は、数ページに分かれているため、過去を見るためには何枚かめくる必要もあります。
また、歩み値には、直近の株価が前の株価よりも高かった場合と安かった場合に色分けされて表示されていたりすることもあります。
これは、使っている株価ボードの種類によって違うので、そのまま歩ね値だけ表示されていて色分けされていない場合もあります。
歩み値と一緒に確認したい板情報とは?
取引をする上で大事なのは、板情報です。
板情報を見ないで取引は出来ません。そのため歩み値を見て、板情報を見ると今の取引の状況がよくわかるようになります。
板情報は、現在まだ成立していない売りと買いの株数と値段の情報です。
売りの一番低い値段と買いの一番安い値段が成立するところになるので、その値段を中心に上下に成立していきます。
歩ね値は、この直近の売りの値段か買いの値段で成立していることが多いのですが、板にある株数が全部なくなればその次の値段で成立していきます。
例えば、以下の画像は「9984:ソフトバンクグループ」の株価の板情報です。
ザラ場(取引時間中)なので、現在値が6,642円と表示されており、
売りの先頭は6,644円、買いの先頭は6,642円となっています。
6,643円の気配がなく、直近が6,642円になっているということは、直近は売りが優勢になっている状態と見てとることも出来ます。
売りか買いのどちらかに勢いがあると、値段は上に上がっていく、もしくは下に下がっていきます。
また、株価だけでなく、歩ね値の出来高も大事です。
出来高が多いと、株価が変わる変動の兆候だったりすることもあります。
歩み値と板情報を確認して予想する
歩み値は、成立した株価の値段、出来高を表示しているもの。
歩み値を読むことで、売りが優勢なのか買いが優勢なのかの判断材料とすることも出来ました。
歩み値は、板情報を合わせて確認することで、直近で今の株価よりも下がりそうなのか、上がりそうなのかの予想材料とすることも出来ます。
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