株価が大きく上昇するときは機関投資家が関わっていることが多いです。
その中でも空売りからの「買い戻し」は典型的なパターン。
よって、機関投資家が買い戻しをしやすい銘柄を知っておき、その銘柄を買えば利益に変えることができます。
そこでこの記事では、機関投資家が買い戻ししやすい銘柄を見分けて利益を上げるためのテクニックを解説。
当記事を読むことで、機関投資家の動きに追従して稼ぐことができるようになります!
目次
機関投資家が空売りした株を買い戻ししやすい銘柄の特徴
機関投資家が空売りした株を買い戻ししやすい銘柄の特徴は次のとおりです。
- 短期的に暴落した銘柄
- 信用倍率が1未満で信用売り多く、チャートが底値の銘柄
- 大きな出来高があった日から6ヶ月後の銘柄
- 逆日歩が発生している銘柄
短期的に暴落した銘柄
短期的に株価が暴落した場合、その動きに調整が入る傾向が強いです。
例えば、以下のように急激に下落したあと、すぐに買い戻しが入るというような状況がよく見られるのです。
こうした動きを捉えるのにはチャートだけでなく、次のようなインジケーターを使用するともっと分かりやすくなります。
- RSI
- ボリンジャーバンド
- ストキャスティクス
- 移動平均線乖離率
RSIを例にすれば数値が30%以下で「売られすぎ」となるため、急激に下落したあとRSIの数値が30%以下になっていると買い戻しの可能性が高まります。
信用倍率が1未満で信用売りが多く、チャートが底値の銘柄
信用倍率が1未満で信用売りが多く、チャートが底値の銘柄は買い戻しが入りやすいです。
信用倍率は信用取引における買いと売りの量を見る指標であり、基準値は「1」です。
信用倍率が1未満ということは信用買いしている人より信用売りしている人のほうが多いことを意味します。
そのため、将来的な買い戻し需要があると判断できます。
買い戻しによって相場が上昇するには沢山の売り手がいないといけません。
その多数の売り手が利益確定の「買い」注文を出すことで、相場が上昇するきっかとなるのです。
そのため、信用倍率によって買いと売りの量を見ておく必要があります。
また、それに加えてチャートが底値であるかのチェックもしておきたいです。
信用倍率が1未満でもチャートが底打ちしていなければ買い戻しは中々入りにくいため、以下のように底打ちの形になっている確認しておきましょう。
底打ちの判断基準は下落してきてから上記のように、いわゆる「レンジ相場(方向感のない相場)」になったら底打ちと判断すればOKです。
大きな出来高があった日から6ヶ月後の銘柄
大きな出来高があった日から、6ヶ月後の銘柄も買い戻しが入りやすいため注目です。
大きな出来高があったということは機関投資家の注文が入っている可能性が高く、信用取引の割合も多くなります。
信用取引の特徴として返済期限があるというものがあります。
一般的には注文日から6カ月で決済をしなくてはいけないのです。
例えば、機関投資家がとある銘柄を空売りしたあと、その銘柄が狙いどおりに下落したとします。
その後、信用取引の返済期限である6カ月が近づくと空売りした機関投資家はどう考えるでしょうか?
きっと、「返済期限が近づいているからそろそろ決済しよう」と考えるはず。
そのため、大きな出来高があった日から6ヶ月後の銘柄は機関投資家の買い戻しが入りやすいと言えるのです。
逆日歩が発生している銘柄
「逆日歩」が発生している銘柄も買い戻しの対象になりやすいです。
逆日歩とは、信用売り時に株不足となったとき証券会社が他所から株を借りてくるときに投資家が支払う費用です。
逆日歩が発生している状況は、信用買いよりも信用売りのほうが多いことを意味します。
そのため、信用倍率が低くなり機関投資家による買い戻し需要が高まるのです。
機関投資家の空売り動向を確認するのに役立つ「空売りネット」
機関投資家の空売りの買い戻しを狙って利益を上げたいなら、「空売りネット」というサイトの存在は見逃せません。
空売りネットを使えば、機関投資家の以下のような空売り情報を確認できるのです。
- どこの機関投資家がどれだけ空売りしているのか?
- 何社が空売りしているのか?
- 機関投資家が空売りを減らした数はどれくらいか?
ランキングやデータなどで細かく機関投資家の空売り情報を確認でき、さらに無料で使用できるため使わない手はないです。
そんな空売りネットの使用方法はおもに2つです。
- ランキングを使う
- 銘柄コードを入力する
ランキングを使う
空売りネットでは、機関投資家の空売りを様々な形式でランキングにしてくれています。
ランキングを見るにはサイト上部の「空売りランキング」をクリックすればOKです。
ランキングで重要なのは「空売り残高」です。
空売り残高は信用取引で空売りされたまま買い戻しされてない残高のことであるため、多いほど将来の買い戻し需要が高まります。
そのため、空売り残高のランキングで上位にある銘柄は機関投資家の買い戻しが入りやすいため、注目しておきたいです。
銘柄コードを入力する
気になっている銘柄がある場合、以下の欄にその銘柄の「銘柄コード」を入力します。
例えば、ソフトバンクグループ(株)であれば「9984」と入力します。
その後、次のように銘柄の詳細な情報が表示されるため、赤丸の「信用売り残高」から空売り残高をチェックしてください。
ちなみに「東証」と「日証金」の信用売り残高がありますが、2つの違いは簡単にすると以下のとおりです。
- 東証:1週間ごとのまとまった信用売り残高
- 日証金:1日ごとの信用売り残高
東証と日証金このような違いがあるため、
- まとまったデータを見たいときは東証
- 短期的なデータを見たいときは日証金
というように使い分けるといいでしょう。
エントリーのタイミングはいつでもOK!
機関投資家の買い戻しが入りそうな銘柄が見つかったら、あとはエントリーするだけです。
エントリーのタイミングはいつでも大丈夫です。
「今から買い戻しは入る!」というジャストなタイミングで入れれば一番良いですが、それは予知能力でもないと無理でしょう。
機関投資家の買い戻しを狙う場合、これからの上昇に備えて事前に仕込んでおくという考えでエントリーします。
そのため、エントリー後しばらくは我慢が必要です。
とはいえ、あまり長い時間待つのは資金が拘束されまし、精神的にもよろしくありません。
よって、「エントリー後〇カ月は待つ」などと事前に期限を決めておくのがオススメです。
相場の下落が再開したらすぐに損切りしよう!
機関投資家の空売りの買い戻しを狙う手法は有効ですが、必ず成功するとは限りません。
エントリーしたあとそのまま下落が再開することもあります。
その場合はすぐに損切りしましょう。
迷ってはいけません。損切りの判断が遅れると損失額が拡大します。
とくにこの手法は底値になっている状態でエントリーすることが多いため、底値を株価が超えると「ブレイクアウト」が起きて相場に勢いがつきやすいです。
少しの迷いが命となりになるため、もうダメだと思ったら即座に撤退しましょう。
まとめ
機関投資家の買い戻しが入りやすい銘柄の特徴は次のとおりです。
- 短期的に暴落した銘柄
- 信用倍率が1未満で信用売り多く、チャートが底値の銘柄
- 大きな出来高があった日から6ヶ月後の銘柄
- 逆日歩が発生している銘柄
また、「空売りネット」によって各銘柄の機関投資家の空売り同行を詳細にチェックすることができます。
そのため、機関投資家が空売りしたあとの買い戻しを狙うなら上記の条件を満たしており、空売りネットで機関投資家の空売りが多く入っている銘柄を選ぶのがオススメです。
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