株のスキャルピングで役立つ6つのテクニック 【勝てない初心者向け】

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「株のスキャルピングで勝てない・・・」このようなときに知りたいのが、「勝つためのテクニック」でないでしょうか。そこでこの記事では、株のスキャルピングで役立つ6つのテクニックを紹介しています。

初心者でもすぐに取り入れることができるものですので、ぜひ参考にしてご自身のトレードに採用してください。

目次

株のスキャルピングテクニック①:トレードルールを決めて厳守する

株のスキャルピングで一番重要なのはトレードルールを決めて厳守することです。

トレードルールが決まっていないと、どこでエントリーすべきかや利食い&損切りがはっきりしない状態でトレードしてしまうからです。

このため、検証もできませんし、なぜ負けたのかも分析することができません。実際、勝てない人はトレードルールが曖昧であり、そうでない場合でも守れていないケースが多いです。そうしたことから、以下の3点を決めて厳守することが大事です。

トレードルールを決めるときに必要な3つの項目
  1. エントリー条件
  2. 利益確定条件
  3. 損切り条件

エントリー条件ではどうのようになったらエントリーするのかを決めます。例えば、移動平均線を使うならクロスしたらエントリーというような感じです。それ以外の場面では決しってエントリーしないようにします。

利益確定条件ではどこで利食いをするのかを決めます。利幅でしても良いですし、チャートやインジゲーターで決めても問題ありません。

損切り条件ではどこで損を確定させて撤退するのかを決めます。おもに「エントリーした根拠が無くなったとき」や「損切率&損切額」、「時間」などの損切り方法があります。

以上、これら3点をトレードする前にトレードルールとして決めておきます。そして厳守するようにするのです。

株のスキャルピングテクニック②:損小利大のトレードをする

株のスキャルピングでは損小利大のトレードをすることも大事です。

コツコツと小さな利益を積み重ねていくトレードであるため、損よりも利益が大きくなる状態でないと、最終的に利益が残らない可能性が高くなるからです。

このため、常に「損失<利益」という状態にすべきです。理想は利益が損失の2倍以上になるようにしたいところです。それ以外の場面ではトレードチャンスに見えても見送るようにします。

株のスキャルピングテクニック③:出来高が多くボラティリティが高い銘柄を選ぶ

株のスキャルピングでは「出来高」が多く、「ボラティリティ」が高い銘柄を選ぶが大事です。活発に取引されており、株価が良く動く銘柄で取引したいからです。

出来高とはどのような指標か?重要な理由

出来高とは売買数量のことです。

つまり、どれだけの株数が取引されたかを見る指標です。出来高が1万株なら1万株の取引がされたことになります。数値が大きいほど、その銘柄は活発に取引されていることになり、逆に小さなほど取引量が少ないことを指します。

この出来高が少なく取引量が少ないと、「買いたいときに買えない」・「売りたいときに売れない」という事態が発生することがあります。また、取引される回数が少ないため、株価が動かずにトレードチャンス自体も少なくなります。このため、出来高が多い銘柄を選びたいのです。 出来高の大小は証券会社のツールを使えば確認できます。また、「ヤフーファイナンス」のようにランキング形式で表示してくれるサイトもあります。

出典:ヤフーファイナンス

ボラティリティとはどのような指標か?重要な理由

ボラティリティとは価格の変動率のことです。

つまり、株価がどの程度の値幅で動くのかを見る指標になります。ボラティリティが高ければ値動きが大きく、逆に小さければ値動きが小さいことを意味します。

このボラティリティが低いと株価があまり動かずに利益を上げにくいです。そのため、ある程度、ボラティリティが高い銘柄を選びたいのです。

ボラティリティが高い銘柄は証券会社のツールや株関連のサイトなどで検索することができます。例えば、「株マップ.com」というサイトでは過去60日分のボラティリティランキングを確認することが可能です。

出典:株マップ.com

株のスキャルピングテクニック④:売買手数料を抑える

株のスキャルピングでは売買手数料を抑えることも重要です。

スキャルピングは取引回数が多くなるため、手数料負けの可能性が上がるからです。

株式取引では売買手数料があります。買いのケースであれば、「新規買い」と「決済売り」の往復で手数料が発生するのです。例えば、売買手数料が115円だとすれば、「115円(新規買い)+115円(決済売り)=230円」となり、往復230円の売買手数料がかかります。

往復230円の売買手数料がかかるときに100回トレードしたとすると、「230円×100回=23,000円」となるため、合計23,000円が発生します。売買手数料だけで23,000円というのはかなりの損失です。トレードで得た利益が大きく減る可能性があります。

このため、売買手数料を抑えることが重要なのです。売買手数料を抑える方法はおもに次の2つです。

スキャルピング時の売買手数料を抑える方法
  1. 売買手数料の安い会社を選ぶ
  2. 証券会社の定額プランを利用する

売買手数料は証券会社によって違います。よって、売買手数料の安い会社を選ぶことで余計な出費を防ぐことが可能です。一度、各証券会社の売買手数料を比較してみてください。

川合

証券会社によっては、「1日の取引金額が100万円までなら売買手数料無料」というような定額プランを提供していることもあります。こうした定額プランを利用して売買手数料を抑えるのも良い手です。

株のスキャルピングテクニック⑤:チャートに水平線を引く

チャートに水平線を引くことでスキャルピングがやりやすくなります。

他の投資家がどの価格帯に注目しているのかを視認できるようになるからです。

水平線とは以下のようなチャートに引く水平のラインのことです。「レジスタンスライン」や「サポートライン」、「抵抗線」などとも呼ばれます。

水平線まで株価が来ると失速し、場合によっては反発する傾向があります。水平線は株価の動きにとって壁となりやすいのです。そうした特性を理解しておき、チャートに水平線を引いておけば、トレードシナリオが立てやすくなります。例えば、以下のような感じです。

水平線を使ったトレードシナリオの例
  • 例1:水平線まで株価が下落してきたら反発を狙って買う
  • 例2:保有中の株が水平線まで上昇したら反発を警戒して利食いする
  • 例3:買いチャンスに見えるがすぐ上に水平線があるので見送る

チャートに水平線があれば、上記のようにトレードシナリオが立てやすくなるのです。では、水平線はどこに引くかですがそれは次の3つです。

水平線を引くポイントはココっ!
  1. 何度も反発されている価格帯
  2. 目立つ高値と安値
  3. キリ番

もっとも意識されやすく機能しやすいのは「何度も反発されている価格帯」です。以下のような価格帯はそこを超えさせたくない勢力がいるという証になるため、水平線を引く人が多く機能もしやすいです。

目立つ高値と安値も引いておきたいところ。単純に目立つため、そこを基点にトレードする人が多くなる傾向があるからです。

キリ番にも水平線を引いておきたいです。キリ番とは100円や1,000円などのキリの良い数字ですが、このキリ番も注目されやすい価格帯です。多くの人がキリ番を意識してトレードし、株価を抑える壁になるケースも多いため、水平線として引いておきたいのです。

株のスキャルピングテクニック⑥:トレンドが発生している銘柄を選び追従する

最後のテクニックはトレンドに追従することです。トレンドは継続する傾向があるため、トレンドが発生している銘柄を選び、その方向に仕掛けたほう効率が良いからです。

トレンドとは次のように一方方向に株価が進んでいる状態を指します。

上昇時と下降時のトレンドの違い
  1. 上昇トレンド:高値と安値を切り上げながら上昇していく状態
  2. 下降トレンド:安値と高値を切り下げながら下降していく状態

上記のようなトレンド相場になっている銘柄を選択し、トレンドが発生している方向に仕掛けるべきです。それだけでも勝率は劇的に上がるはずです。とくに初心者の内はレンジやブレイクアウトのトレードは難しいため、トレンドだけを狙ったほうが良いかと思います。

なお、トレンド相場での仕掛け方は「押し目買い」と「戻り売り」が基本です。押し目買いと戻り売りとは、次のようにトレンド中の一時的な逆行後の反発を狙ったトレード方法になります。

上記のように上昇トレンドであれば、一時的に下降してきたときからの反発を狙います。下降トレンドのケースなら、一時的に上昇してきたときからの反発を狙うのです。

まとめ

今回紹介した株のスキャルピングテクニックをまとめると以下のとおりです。

  1. トレードルールを決めて厳守する
  2. 損小利大のトレードをする
  3. 出来高が多くボラティリティが高い銘柄を選ぶ
  4. 売買手数料を抑える
  5. チャートに水平線を引く
  6. トレンドが発生している銘柄を選び追従する

この6つのテクニックを取り入れれば、スキャルピングの勝率は上がるはずです。ご自身のトレードに取り入れて役立ててください。

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