エクセルによる株式売買記録の管理方法

こんにちは。
株式トレーダーの川合一啓(かわいいっけい)です。

意外なことにベテランの投資家であっても
「株式投資でどれぐらいの損益が出ているのか」
を正確に把握していない人がいます。

大きな売却益や売却損があった場合はそれが強く記憶に残りますが、
それ以外の損益をあまり気にしないために、
正確な数字を把握していないことが理由のようです。

しかし。

資産運用という点で株式投資を考えると、
売買手数料、配当金、税金といった収支も含め、
1%の損益すら見逃すことはできません。

投資金額が大きくなればなおさらです。

そこで、損益を正確に把握するために役立つ、
エクセルを使った株式売買記録の管理方法をご紹介します。

株式売買記録の管理はエクセルにすべての数字を計上する

エクセルで株売買記録をつける際には、
購入額、配当収入、売却額、売買手数料、税金といった
すべての数字を計上することが重要です。

そこで参考にしていただきたいのが以下のような表です。

次の情報を記録していきます。

A列には「銘柄」
B列には「年月日」
CからF列には「購入金額」
GからJ列には「配当金額」
KからN列には「売却金額」

購入金額・配当金額・売却金額には次の情報を記録していきます。

「単価(株価)」
「量(株数)」
「小計金額」
「手数料・税金を加減した合計金額」

なお、この表ではどのセルにも計算式は定めていません。

証券会社によって発行される取引報告書を見ながら
セルにただ数字を入力していけばよいのです。

また、セルの色は銘柄ごとに変えておくと見やすいでしょう。

そして、数字を入力するセルには3桁ごとに
カンマが入るよう設定しておくと同じく見やすくなります。

ちなみに、この表でのA社株はすべて売却済みで
今後記録をつけることがありませんので、
そのような場合は、セルを目立つ色にしておき、
目立つフォントで銘柄欄に「全株売却済み」
と記しておくなどすればわかりやすいでしょう。

なおこの表は、マイクロソフトのエクセルでなくても、例えばGoogleスプレッドシートなど、表計算ができるソフトやサービスならば簡単に作成可能であり、当記事で例として挙げている表も、Googleスプレッドシートで作成したものです。

株購入時のエクセル記録法

では、具体的な記録法を見ていきましょう。

例えばこの例では、A社株を2018年9月10日に、
株価4,085円で200株購入していて、購入金額は817,000円
しかし手数料を加えると総支払額が825,170円となっています。

株購入ごとに、このような記録をつけていきます。

そして、取引ごとにセルを1行ずつ挿入して記録を付け加えていきます。

そうすれば、いつ、いくらをつかって株を購入したのか、
一覧で確認することができます。

また、これまでの合計額を知りたい場合は、
どこか空欄になっているセルをクリックし、
そこでSUM関数を使うなどしてF列の金額をすべて足し合わせれば、
それを求めることもできます。

配当金と株売却時のエクセル記録法

次に、配当金が入金された場合と、株を売却した場合の記録法も見ていきましょう。

とはいってもこれも難しいことはなく、
購入時と同じようにそれぞれ記録していくだけです。

年月日
単価(株価)
量(株数)
小計金額
手数料と税金を引いた合計金額

そして購入時と同じく、
取引ごとにセルを1行ずつ挿入して記録を付け加えていきます。

例えばこの表で配当を見てみると、
セルを暗いグレーにしてあるA社から、
1株60円の配当金が200株分
小計12,000円税引き後で9,562円が支払われています。

そしてA社株すべてである300株を、
単価5,102円で売却しています。

小計額が1,530,600円で、
手数料と税金を引いた合計金額が1,449,884円となっています。

またこの表では、B社株500株のうち
200株を売却していることもわかります。

株売買をエクセル管理することによってわかる少々意外な事実とは?

ちなみにA社株の購入は、
「4,085円×200株=817,000円」と
「3,645円×100株=364,500円」で、
手数料を除くと合計で1,181,500円でした。

「1,181,500円÷合計300株」で、
平均取得単価は3,938円となります。

そして、売却時の単価は5,102円になっていますので、
株価は平均取得単価の約30%上がったことになります。

また、購入から売却までに配当金も2回手に入れています。

ところが。

「税引き後の配当金合計19,124円+
 手数料・税引後の合計売却額1,449,884円=1,469,008円」で、
「手数料込みの合計購入額は1,193,315円」ですので、
配当金と売却で得たすべての収益は、
合計購入金額の約23%しか増えていません。

株価は約30%上がったのに、
配当を含めても利益は約23%の売買だったのです。

これは、少々意外な事実ではないでしょうか。

原因は、株売買に伴う手数料や税金のコストです。

ですからより多くの利益を出すためには、
次のことを考える必要があります。

  • 手数料の安い証券会社を利用する
  • むやみな売買を控える
  • 配当利回りの高い銘柄を選ぶ
  • 税金優遇のあるNISA口座を開設する

こんな事実を見逃さないためにも、
正確な売買記録が重要になってくるのです。

株売買という勝負には数字の正確な把握が欠かせない

数字による「事実」を把握しない限り、
現状の分析や新たな判断ができませんので、
株式投資にという勝負には勝てません。

売買手数料や税金というコスト
決して無視はできません。

そのために正確な記録が重要です。

幸い、現代にはエクセルなどの表計算ソフト・サービスがあるので、
ぜひそれらの便利ツールを利用して正確な記録をつけ、
株式投資に活かしてください。

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