「株のスキャルピングが上手くいかないのでコツが知りたい」
このような悩みがある人は大変多いようです。とくに初心者ですと経験がないため、コツが分からず困っている人が大勢います。
そこでこの記事では、株のスキャルピングを成功させるコツを解説。
当記事でお伝えしている9つのコツを身につければ、スキャルピングで勝てる可能性を上げることができますのでぜひ参考にしてください。
目次
株のスキャルピングのコツ①:取引ルールを明確化しておく
取引ルールを明確化しておくようにしましょう。
スキャルピングは迅速な判断が求められるため、トレード中にする判断はなるべく事前に減らしておきたいからです。
明確化しておくのはおもに次の3つです。
- エントリー条件
- 損切りの条件
- 利益確定の条件
はじめにエントリー条件を決めておきます。
どのような条件になったらエントリーするかを明確にし、その条件が満たされたときだけエントリーするようにしてください。
損切りの条件を決めるのも大事です。
「口座資金の○%と下落したら損切りする」「○○円の損が出たら撤退する」などと事前に決めておきます。
利益確定の条件も決めておきましょう。
「○○円の利益で利食いする」「チャートの重要なポイントまで行ったら利食う」などと決めておき、素早く利益確定できるようにしておくのです。
株のスキャルピングのコツ②:トレンドを利用する
スキャルピングではトレンドを利用したほうが良いです。
トレンドは継続する可能性が高いため、トレンド方向にエントリーしたほうが勝率が高いからです。
ちなみにトレンドとは以下のような条件を満たしている相場になります。
- 上昇トレンド:高値が更新され安値が更新されない
- 下降トレンド:安値が更新され高値が更新されない
上記のようなチャートになっている銘柄のほうがトレードしやすくかつ利益も伸ばしやすいため、トレンドの出ている銘柄を選びたいです。
株のスキャルピングのコツ③: 前日の日経平均やNYダウを確認する
テクニカル分析でトレードする場合でも、前日の日経平均やNYダウを確認しておいたほうが良いです。
当日の株式相場は前日の日経平均やNYダウの値動きの影響を受けます。
前日の日経平均やNYダウが上昇しているなら当日は上昇する銘柄が増え、逆の場合だと下降する銘柄が増える傾向にあるのです。
そのため、前日の日経平均やNYダウを確認しておけば、当日は買いと売りどちらが多くなりそうなのかの目安にできます。
株のスキャルピングのコツ④: 日経平均に連動しやすい銘柄で取引する
日経平均に連動しやすい銘柄で取引することもスキャルピングで勝つコツのひとつです。
先にお伝えしたように、当日の株式相場は前日の日経平均の影響を受ける傾向があります。
そして日経平均に連動しやすい銘柄ほどその可能性が高まるのです。
このため、日経平均に連動しやすい銘柄で取引したほうが値動きの方向性を予想しやすくなります。
株のスキャルピングのコツ⑤: 取引量が多くボラティティがある銘柄を選ぶ
取引量が多くボラティティがある銘柄を選ぶことも非常に大事です。
取引量が少なくボラティティが低いと株価が動かずにスキャルピングがしにくいからです。
取引量はその銘柄がどれだけ取引されたかを指します。
量が多いほど活発に取引されており、少ないほど取引の回数が少ないです。
ボラティリティは価格変動の度合いになります。
高いほど価格の変動幅が大きく、低いほど価格の変動幅が小さいです。
スキャルピングは小さな利益を積み上げていくトレード手法になります。そのため、株価がある程度、活発に動く銘柄でないと適していないのです。
取引量とボラティティに関しては以下の指標で確認できます。
- 価格変動率
- 売買代金
- Tick回数ランキング(約定回数ランキング)
- 出来高
詳しくは次章でお伝えしていますのでそちらをご確認ください。
価格変動率
価格変動率はボラティリティをチャックする指標です。
名称は各所によって多少違い、「ヒストリカル・ボラティリティ」・「過去30日ボラティリティ」などと呼ばれることもあります。
価格変動率は価格の変動幅を確認できるため、ボラティティの高い銘柄を探すことが可能です。ほとんどの証券会社には価格変動率から銘柄を検索できる機能がありますので、そちらを利用してトレードする候補を探してみましょう。
売買代金
売買代金は売買で動いた総額を示します。
よって、売買代金が大きいほど取引量が多いことを意味します。
取引量が多いほど値動きが活発になりやすいのでスキャルピングがしやすいです。
売買代金は「ヤフーファイナンス」などで簡単でチャックできますので一度確認してみてください。以下はヤフーファイナンスの売買代金ランキングの画像です。
Tick回数ランキング(約定回数ランキング)
Tick回数ランキングは約定回数のランキングです。
つまり、売買が成立した回数の順位になります。
Tick回数が多いほど売買が成立した回数が多いことを意味しますので、その銘柄は活発に取引されていることを意味し、スキャルピングに向いていると判断できます。
Tick回数ランキングは各証券会社のツールで確認できるケースが多いです。
また、以下のようなサイトで無料公開しているケースもあります。
出来高
スキャルピングではなるべく出来高が多い銘柄を選んだほうが良いです。
値動きが安定しやすい&約定しやすいからです。
出来高とは取引数量のことであり、株価チャートの下段にある棒グラフになります。
出来高が多い銘柄ほど取引が活発である証となるため、株価が良く動きやすくかつ約定もさせやすいのでスキャルピングに適しています。
出来高の多い銘柄は証券会社のツールなどで検索することが可能です。
以下は「ヤフーファイナンス」の出来高ランキングになります。
株のスキャルピングのコツ⑥: 東証一部の銘柄を選択する
株のスキャルピングでは東証一部の銘柄を選択したほうが良いです。
値動きが安定しているからです。
東証一部の銘柄は流動性が高くちょっとした注文では値動きが荒れません。
スキャルピングで値動きが荒いとすぐ損切り基準に達してしまうこともあり、非常にトレードがしにくいのですがそうした事態を防ぎやすいのです。
逆に東証二部やマザーズなどの銘柄は流動性が低いものもあり、ちょっとした注文で値動きが荒れることも多々あります。このため、スキャルピングをするには適していないのです。
株のスキャルピングのコツ⑦:思惑どおりにいかないならすぐ撤退する
エントリー後、思惑どおりにいかないならすぐ撤退するのも大事です。
さっさと見切りをつけたほうが最小限の損失で終えられるからです。
例えば、ダブルボトムを確認してエントリーしたとしましょう。
しかし、その後、以下のように上昇せずに停滞してしまったらすぐ撤退したほうが良いです。
上記の場合、ダブルボトムが失敗に終わったと判断できますのでこれ以上はポジションを保有する意味がないです。そのため、損切りして次のチャンスを待ったほうが良いのです。
株のスキャルピングのコツ⑧:取引時間を限定する
株のスキャルピングでは取引時間を限定することも重要になります。
スキャルピングは集中力が必要ですが集中力には限界があるからです。
株式市場でトレードできるのは前場で「9:00~11:30」、後場で「12:30~15:00」ですが、前場と後場をフルタイムで集中してトレードできる人はそう多くありません。
集中力を欠いた状態ですと分析ミスや発注ミスなどを招きやすくなります。そのため、ある程度時間を限定してトレードしたほうが良いのです。
株式市場の場合、寄付から30~40分までが活発に取引される傾向にあるため、前場なら「9:00~9:40」、後場で「12:30~1:10」あたりをトレード時間にするのがおすすめです。
株のスキャルピングのコツ⑨:取引銘柄を限定する
取引銘柄を限定してトレードすることも大切になります。
取引銘柄が多いと迷いが生じ、取引機会の損失に繋がるからです。
銘柄を複数表示しておけばチャンスは多くなります。しかし、複数の銘柄で同時にチャンスが来たときどれで取引すべきか迷ってしまうこともあるのです。スキャルピングはスピードが命なため、迷っている間にチャンスを逃してしまう恐れがあります。
このため、取引銘柄を限定しておくのがおすすめなのです。
最初は多くても2~3個に絞っておくと良いかと思います。
まとめ
株のスキャルピングのコツをまとめると以下の9つになります。
- 取引ルールを明確化しておく
- トレンドを利用する
- 前日の日経平均やNYダウを確認する
- 日経平均に連動しやすい銘柄で取引する
- 取引量が多くボラティティがある銘柄を選ぶ
- 東証一部の銘柄を選択する
- 思惑どおりにいかないならすぐ撤退する
- 取引時間を限定する
- 取引銘柄を限定する
上記の9つを抑えておけばスキャルピングの勝率を上げることができますので、ぜひ実効してください。
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