こんにちは。
株式トレーダーの川合一啓(かわいいっけい)です。
株式投資のトレードの中で最も保有期間の短い手法「スキャルピング」。
エントリーから決済までにかかる時間が
数十秒は数分で完了させることも珍しくありません。
スキャルピングは1日の中で利益を積み上げていく手法だからこそ
エントリーのタイミング、そしてその判断力が大事です。
本記事ではスキャルピングの適正なエントリータイミングをご紹介します。
目次
スキャルピングでエントリーする手法とは
スキャルピングは保有期間が短いとは言え、
なんとなくエントリーして良いわけではありません。
何も考えずなんとなくエントリーしてしまうことは、
一番危険が潜んでいるので注意しましょう。
スキャルピングで覚えておきたいエントリー手法は、
大きく分けて3つです。
- 順張り
- 逆張り
- ブレイクアウト
3つともエントリーのタイミングは、
株価チャートの動きを見て判断するものです。
売買のタイミングが異なる、この3つのエントリー手法を覚えて、
スキャルピングで利益を上げて行きましょう。
スキャルピングに最適な銘柄選び「3つのポイント」
ポイント1.値動きがある銘柄
スキャルピングは、超短時間での売買トレードが特徴です。
超短期間トレードで収益を狙うには、
その特徴に適した銘柄選びが重要なポイント。
銘柄選びの大前提となるのが「値動きがある銘柄」であることです。
値動きがある銘柄ということは、
「板が厚い銘柄」
「売買代金の多い銘柄」
「出来高が多く活発に取引がある銘柄」
というポイントが指標になります。
ポイント2.選んではいけない銘柄
逆に選んではいけない銘柄のポイントもあります。
「板が薄い銘柄」
「スプレッドが開いてしまっている銘柄」
「売買代金が少ない銘柄」
「値動きが少ない銘柄」
という銘柄は避けた方が良いでしょう。
ポイント3.株式市場が動き出してから銘柄を選択する
リアルタイムの動きを見て判断することも、スキャルピングには欠かせません。
特に開始する9時から30分は、1日の値動きを判断する重要なポイントです。
開始直前にも寄り付きそうな株価がわかるため、
トレードの優先順位を見定めることも大切です。
「出来高が普段と比べて多い銘柄」
「ギャップアップ(GU)またはギャップダウン(GD)した銘柄」
「大きな注文が入っている板情報」
といった動きがある銘柄は、スキャルピングに狙える銘柄と言えるでしょう。
スキャルピング手法のメリット・デメリット
スキャルピングでトレードするには「トレード方法」と「銘柄選び」が基本ですが
その基本を活かすために「メリットとデメリット」もおさておきます。
スキャルピングのメリットはこちらの5つです。
- 1日の中で多くのトレードをすることができる
- 翌日への持ち越しがないため損失幅限られる
- 無理にポジション保有をしないためリスクが少ない
- 値動きの大きい時間だけに集中してトレードが可能
- 信用取引でも十分な利益を狙える
続いてスキャルピングのデメリットはこちらの5つです。
- 細かくトレードする集中力と気力が必要
- トレード回数が多いため取引手数料が掛かる
- 損切りする勇気とマイルールが必要
- 銘柄選びをしっかりとできる分析力が必要
- 値動きがないと成立しないトレード
メリット・デメリットを活かしてスキャルピングトレードにチャレンジしてみましょう。
それでは次の項目で、
スキャルピングのエントリー手法で入る具体的なタイミングをご紹介します。
スキャルピングのエントリー手法で入るタイミング
スキャルピングで使える3つのエントリー手法は、
それぞれで狙う売買のタイミングが異なります。
タイミングの特徴とメリット・デメリットもご紹介します。
順張りのエントリータイミング
順張りでエントリーするタイミングは、
1日の中で上下運動する株価チャートで
下落から上昇に変わったところを狙い目です。
反対に売るタイミングは、
上昇から下落に入ったタイミングで手放します。
一番定番なエントリーのタイミングであり、
簡単そうに見えますが実際判断するとなると悩んでしまって
エントリーできない方も多いでしょう。
「下落から上昇に変わる押し目だと思ったら、さらに下落した」
「すぐに下落に転じてしまい、高値掴みになってしまった」
「5分足では上昇トレンドになっていたが、時間や日足では下降トレンドだった」
このような経験で失敗している方も少なくありません。
株価の押し目を狙ってエントリーするとは言え、
実際にどこまで押してくるかわかりません。
エントリーしたポイントが、ピッタリ底値となることは難しいことです。
そこでエントリーと同時に考えておきたいのが「損切り」。
損切りは、どのエントリー手法でも関わってくることなので、
「エントリー=損切り」は頭に入れておきましょう。
損切りのタイミングも、エントリー手法によって少し変えてみると良いです。
順張りの場合、上昇に切り替わったタイミングでエントリーするため、
損切りはやや深めに考えても良いでしょう。
上昇に転じそうな動きがあれば、大きな急降下の可能性は低いため、
損切りは浅めに構えるよりは深く見てもリスクは少ないと考えます。
ただし、一概に急降下はないと言えないため、株価チャートを見て判断しましょう。
逆張りのエントリータイミング
逆張りは順張りと異なり、
上昇に転じる前の段階でエントリーします。
さらに下落に進む可能性がありリスクが高いタイミングですが、
うまくいけば大きな利益を掴むことが可能。
なるべく底値をエントリータイミングとするため、チャートだけでなく、
出来高や板気配にも気を配ってタイミングを掴むことが大切です。
ブレイクアウトのエントリータイミング
チャートの中には節目があり、基本的にはキリの良い株価のラインを意味します。
例えば、500とか800、1,000という単位的に
キリの良いラインが節目とされることが多いです。
株価が上昇しても、節目が壁となりやすく下落に転じてしまうこともよくあります。
その節目を活かしてエントリーするのがブレイクアウトであり、
株価の上昇が節目のラインを超えると急上昇するケースを狙います。
ただし、節目を原因に下落に転じてしまうケースもあるので、要注意が必要です。
まとめ:スキャルピングでエントリーする手法とそのタイミング
超短期間で売買をするスキャルピングは、
エントリーする手法と売買のタイミングを理解しておく必要があります。
数秒、数分での判断が必要となるため、
チャートを読んでエントリータイミングを狙うと良いでしょう。
- 押し目買いや戻り売りを狙う「順張り」
- 底値で反発を狙う「逆張り」
- 節目を抜けた上昇を狙う「ブレイクアウト」
この3つのエントリー手法を活かして、売買するタイミングを押さえましょう。
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