「株のデイトレードを始めてみたい!」
「まったくの初心者だからどうすれば良いのか分からない」
「デイトレードにはどんなメリットデメリットがあるのか?」
この記事は、上記のような株のデイトレード初心者を対象にしています。
株のデイトレードの始め方からやり方までを丁重に解説しているため、当記事ひとつでデイトレードを始めるための準備が整います。
今日でデイトレードを開始する準備を万全にしましょう!
目次
株のデイトレードとはどんなトレードスタイルか?
はじめに、株のデイトレードがどんなトレードスタイルなのかをきちんと理解しておきましょう。
株のデイトレードとは、エントリーから決済までを一日で完結させるトレードスタイルになります。
日本の株式市場は9時~15時まで取引できますが、デイトレードではこの間にエントリーから決済までを行うのです。
翌日の市場にポジションを持ち越す「オーバーナイト」は行いません。
利益が出ていなくても15時になるまでには決済して取引を終了させます。
株のデイトレードのメリットはこの4つ!
株のデイトレードのメリットは次の4つです。
- 結果がすぐにでる
- 資金効率が良い
- 持ち越しリスクを回避できる
- 貸株料や逆日歩が発生しない
結果がすぐにでる
株のデイトレードは結果がすぐにでるのがメリットです。
早ければ数秒や数分で利益がでます。
遅くても当日中に決着がつくため、トレードの結果が分るまでに時間がそれほどかかりません。
たとえ負けたとしても結果が素早く分るため、すぐに次のトレードに切り替えていくことが可能です。
資金効率が良い
株のデイトレードは資金効率が良いのもメリットです。
トレードの結果がすぐ分かるため、短期間に繰り返し売買していくことが可能。
長期トレードのように、「トレードが終わらずに資金が拘束されて次のトレードに使用できない」という事態になりにくいのです。
とくにトレードが上手くいっているときは着実に利益を積み上げていけるため、資金が雪ダルマ式に増えていきます。
持ち越しリスクを回避できる
株のデイトレードは持ち越しリスクを回避できるのもメリットです。
デイトレードはその日の内にポジションを決済するため、翌日以降にポジションを持ち越しません。
翌日以降にポジションを持ち越す場合、相場が動いていないときのニュースや社会情勢などの影響による暴落・暴騰に巻き込まれることがあるのです。
例えば、株式市場が終了したあと保有している銘柄の企業が不祥事を起こして翌日株価が大暴落するなどです。
しかし、デイトレードの場合は当日中に決済するため、持ち越しリスクの問題は起こりません。
貸株料や逆日歩が発生しない
株のデイトレードは貸株料や逆日歩が発生しないのもメリットです。
信用取引で「売り」を行い、ポジションを翌日以降に持ち越した場合、貸株料や逆日歩といった取引コストが発生することがあります。
貸株料や逆日歩は保有日数にかかるため、保有日数が長くなるほど金額が多くなってしまい、長期トレードをするときに手痛いコストになりやすいです。
しかし、デイトレードはポジションを当日中に決済するため、貸株料や逆日歩は気にする必要はありません。
株のデイトレードにはデメリットもある!
株のデイトレードには、次のようなデメリットもあるため確認しておきましょう。
- コストが高くなりがち
- 取引タイミングが難しい
- 兼業には向いていない
コストが高くなりがち
株のデイトレードはコストが高くなりがちなので要注意です。
ここで言うコストとは、売買手数料のことです。
株では、「新規売買(エントリー)」と「決済売買(利益確定)」のときにそれぞれ売買手数料が発生します。
例えば、売買手数料が55円だとしたら、
新規売買55円+決済売買55円=110円
となり1回のトレードで往復110円の売買手数料が発生するのです。
デイトレードは1日に何度もトレードすることもあるため、売買手数料が高くなる傾向にあります。
気を付けないと売買手数料が利益を大きく減らしてしまい、いわゆる「手数料負け」の状態を招くことも。
そのため、売買手数料はなるべく抑えるようにしなくてはいけません。
取引タイミングが難しい
株のデイトレードは取引タイミングが難しいです。
一般的に5分足や15分足などの短めの時間足を使用し、これらの時間足は形成されるまでの時間が短くトレードのスピードが早くなるからです。
トレードのスピードが早いと、チャート分析やエントリータイミングなども判断を素早くしないといけません。
とくにエントリータイミングは重要であり、少しでもタイミングが遅れるともうエントリーできないなんてことは多々あります。
そのため、デイトレードで勝つには経験や技術が必須です。
ある程度の慣れが必要になるトレードスタイルであるため、まったくの初心者だと少々難易度が高いかもしれません。
兼業には向いていない
株のデイトレードは兼業には向いていないのがデメリットです。
株式市場で取引できるのは、
- 前場が9時~11時30分
- 後場が12時30~15時
- 平日のみ
と3つの条件があるからです。
上記の条件はどれも平日に働いている会社員や公務員などの人には、不向きな条件になります。
トレード自体もチャートの前に張り付く必要があり、高い集中力が必要となるため、とても仕事の最中の空き時間にできるようなものではないです。
株のデイトレードを開始する流れはこの4ステップ!
株のデイトレードをはじめるには次のような手順が必要です。
- 口座開設
- 入金
- トレード環境の構築
- 取引の開始
口座開設
デイトレードをはじめるのにまず行うのが証券会社の口座開設です。
証券会社の口座は多数あり、それぞれ特色が異なるため、比較してご自身に合ったものを選ぶことが大事です。
例えば、取引コストを抑えたいなら売買手数料が安い証券会社を選ぶなど、目的に合ったところを探してみましょう。
ご自身に合った証券会社が見つかったら、その証券会社の公式サイトへアクセスして口座開設の手続きをしてください。
口座開設の流れは証券会社によって多少違いますが、基本的に以下のような感じです。
- 証券会社の公式サイトにアクセスして「申し込み」をクリック
- 個人情報の入力
- 必要書類の提出
- IDとパスワードの取得
最短だと当日から利用できる証券会社もあります。
なお、必要書類は「本人確認書類」となり以下のようなものを提出します。
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード(写真付き)
- 各種健康保険証
- 運転経歴証明書
- 印鑑証明書
- 住民票の写し
- 住民票の記載事項証明書
- 在留カード
- 特別永住者証明書
入金
口座開設が完了したら証券口座に入金をおこないましょう。
デイトレードの初期資金は50万~100万円が理想とされますが、それ以下でも取引できる株は沢山あるため、もっと少額でも問題ありません。
トレード環境の構築
入金後はトレード環境の構築をします。
証券会社が提供している取引ツールをダウンロードしておき、取引前に操作方法や使い勝手を確かめておきましょう。
いきなり実戦で試してしまうと混乱することがあるためオススメできません。
また、できる限りパソコンのモニターでトレードするほうが良いです。
近年は多くの証券会社がスマホアプリの取引ツールも提供してくれていますが、デイトレードはスマホアプリの小さな画面だけだと情報が足りないです。
取引の開始
トレード環境が整ったら取引開始です。
最初は取引に慣れるまで少額の取引に限定しておくのが良いでしょう。
初心者の頃は、
- 取引ツールの使い方
- 銘柄選び
- チャート分析
- エントリータイミング
- 決済のタイミング
など覚えることが沢山あり、慣れるまでは大きなお金を動かすのはオススメできません。
そのため、まずはデイトレードを知るつもりで少額の取引をしていくのが無難です。
取引に慣れてきたら「信用口座」を開設してみよう!
デイトレードの取引にある程度慣れたら、「信用口座」を開設してみるのもオススメです。
信用口座とは、信用取引をするための口座であり、信用取引は担保を預けて口座資金以上の取引ができるというものになります。
信用口座を開設すれば「空売り」ができるようになるため、下落相場でも利益が出せるようになるのがメリット。
また、口座資金の約3.3倍までレバレッジを掛けられるため、手持ちの資金よりも大きなお金で取引が可能。
このように、信用口座を開設すれば選択肢が広がるため、デイトレードの取引に慣れたら開設を検討してみてください。
株のデイトレードで勝つために重要な4つの項目
株のデイトレードは勝つためには次の4つの項目が重要です。
- 証券会社の選び方
- 取引銘柄の選び方
- 取引時間の選び方
- 時間足の選び方
上記4つを最適なものに選ぶことで勝率をグンと上げることができるため、詳細を確認しておいてください。
証券会社の選び方
証券会社の選び方は、売買手数料が安いところを選ぶことが大事です。
デイトレードは取引回数が多くなりがちであるため、売買手数料を支払う回数も増え、売買手数料の合計金額が高くなってしまうことが多いからです。
売買手数料を抑えるのに有効なのは、「定額プラン」を提供している証券会社を選ぶこと。
証券会社によっては、「1日の売買代金100万円まで売買手数料無料」などの定額プランを提供しているところもあります。
例えば、以下のような証券会社です。
証券会社名 | 売買手数料のプラン |
---|---|
楽天証券 | 1日の売買代金100万円まで売買手数料無料 デイトレード割引(決済時無料) |
SBI証券 | 1日の売買代金100万円まで売買手数料無料 |
松井証券 | 一日信用取引なら売買手数料無料 26歳以上は50万円まで売買手数料無料 25歳以下は売買手数料無料 |
上記のような証券会社を利用すれば売買手数料を抑えやすいです。
取引銘柄の選び方
取引銘柄の選び方は次の2つが重要です。
- 流動性がある
- 利益が出せるだけのボラティリティがある
流動性とは「買いたいときに買える・売りたいときに売れる」という部分です。
デイトレードではスピードが求められるため、すぐに売買できないとエントリーチャンスを逃したり、損切りや利益確定のタイミングが遅れます。
流動性の低い銘柄だとすぐに売買できないことがあるのです。
よって、流動性が安定している銘柄を選ぶ必要があります。
流動性が安定しているのは「売買代金(株価に出来高を掛けたもの)」が高い銘柄であるため、ネット上の売買代金ランキングなどを参考に選ぶのがオススメです。
ボラティリティとは「その銘柄の株価が1日でどれくらい動くか?」という部分。
デイトレードはその日の内に取引を完結させるため、当日中に利益が出せるだけの値動きがある銘柄を選ばないといけません。
また、ボラティリティの高い銘柄のほうが株価が良く動くため、利益目標に到達するまでのスピードも早いです。
そのため、ネット上のボラティリティランキング等を参考にボラティリティの高い銘柄で取引したいです。
取引時間の選び方
取引時間の選び方は、9時~9時30分を中心に取引するのがオススメです。
理由は株式市場が最も活発に動くのは9時~9時30分だからです。
日本の株式市場が開くのは9時からとなります。
よって、9時~9時30分は前日の株式市場終了後のニュースや材料などが一気に反映されるため、活発に動く傾向があるのです。
デイトレードは短い時間で小さな利益を上げていくトレードスタイルであるため、値動きが活発に動いているときに行うのが一番効率的。
そのため、相場が最も良く動く9時~9時30分に行うのが最適なのです。
その他にも以下の時間帯も相場が動きやすいためオススメです。
- 11時~11時30
- 12時30~13時
- 14時30~15時
時間足の選び方
時間足は以下の3つから選ぶと良いでしょう。
- 1時間足
- 15分足
- 5分足
時間足が短くなるほどトレードのスピードが上がり難易度も高くなるため、難しいと感じたら時間足をひとつ上にあげてみるのがオススメです。
例えば、5分足で上手くいかないなら15分足にしてみるのです。
とくに初心者はまだトレードに慣れていないため、最初は1時間足か15分足を選んでおくのが良いかと思います。
初心者にオススメの超シンプルなデイトレード手法
ここでは初心者向けのデイトレード手法を解説していきます。
まず前提条件として、トレンド相場を把握できるようになりましょう。
- 上昇トレンド:高値と安値を切り上げながら上昇する
- 下降トレンド:安値と高値を切り下げながら下降する
最初に行うのはトレンド相場の発見です。
トレンド相場でない銘柄はトレードをしてはいけません。トレンド相場でない銘柄はパスして、別の銘柄のチャートに切り替えてください。
トレンド相場になっている銘柄が見つかったら、以下の方法によって売買します。
- 押し目買い&戻り売り
- ブレイクアウト
押し目買い&戻り売り
押し目買いと戻り売りはトレンド中の一時的な逆行後の反転を狙う手法です。
押し目買いは、上昇トレンド中に下落してきて再び上昇してくるときに「買い」で仕掛けます。
戻り売り、下降トレンド中に上昇してきて再び下降してくるときに「売り」で仕掛けます。
押し目買いと戻り売りに良い点は有利な位置で入れることです。
押し目買いであれば上昇トレンド中の安い位置で買え、戻り売りであれば下降トレンド中の高い位置で売れるのです。
ブレイクアウト
ブレイクアウトは相場が重要なポイントを超えたときに株価が大きく動く現象を指します。
トレンド相場だと以下のようなチャートパターンを形成することがよくあり、トレンド方向に株価が超えるとブレイクアウトが起きやすいです。
ブレイクアウトは「ダマシ(相場とチャートやツールのサインが逆に動くこと)」もありますが、成功すれば初動で入れるため大きな利益が期待できます。
ダマシに関してもトレンド相場でおこなうため、相場の方向性がはっきりしており、通常よりは引っかかりにくいです。
まとめ
株のデイトレードはその日の内に取引を完結させるトレードスタイルです。
メリットとデメリットは以下のとおり。
メリット | デメリット |
---|---|
結果がすぐにでる | コストが高くなりがち |
資金効率が良い | 取引タイミングが難しい |
持ち越しリスクを回避できる | 兼業には向いていない |
貸株料や逆日歩が発生しない |
デイトレードをはじめるには証券会社で口座開設をする必要があります。
口座開設は無料でできるため、気軽に開設できます。
この記事を読み終わったあなたは株のデイトレードを始めるための準備は十分です。
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