空売り手数料を徹底比較!オススメの証券会社を紹介

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空売りを行いたいときにどの証券会社を選択するか迷った経験はありませんか?

空売りで利益を出す可能性を上げるには、手数料を抑えることが重要です。空売りの手数料は、証券会社に払う貸株料、売り立てや買戻しの都度かかる売買手数料、信用取引に必要な保証金です。

今回の記事では、おすすめの証券会社も紹介していますので是非ご覧ください。

目次

空売りの手数料とは?

証券会社から株式を借りて売り建て、決済期限までにその銘柄を買い戻して生まれた差額を利益とする空売りは、信用取引の一つで株価の下落局面でも利益を上げる手段として有名です。

そんな空売りを行うのに必要な主な手数料は以下の3つです。

  • 貸株料
  • 売買手数料
  • 保証金

これらの手数料は、空売りの仕組み上必要になってくる経費です。手数料の内容を詳しく見ていきましょう。

貸株料

空売りは、証券会社が調達した株式を投資家が借りることから始まる投資手法です。

そのため、投資家は空売りの銘柄の決済までの期間で、証券会社に株式のレンタル料金を払うことになります。

そのレンタル料金のことを貸株料と言います。

貸株料は、取引を行う証券会社によって違いがありますが、国内の主要な証券会社を調査してみると1.10%~1.80%程度であることが多いです。

また、人気銘柄が品薄状態になるなど貸株超過で株式の流動性が落ちているときには逆日歩が別途発生します。

逆日歩とは、「建玉金額×貸株料÷365日×日数」で計算され、空売り銘柄の保有期間が長ければ長いほど支払額が大きくなるという性質を持った費用です。

証券会社を選ぶ際は、貸株料の金額が小さく、十分な流動性があって逆日歩が発生しづらいような証券会社を選択しましょう。

売買手数料

空売りを行うときに、証券会社から借りた株を市場で売却します。また、売り建てた銘柄を決済期間までに買い戻します。

その時に必要なのが売買手数料です。

信用取引の売買手数料は、証券会社によって形態が大きく異なります

1約定ごとの手数料がすべて一律である証券会社もありますし、約定金額が大きくなるにつれて売買手数料が大きくなるという料金形態の証券会社もあります。

約定方法がインターネットであることを条件にして売買手数料を0円にしたり、キャンペーンを設けて売買手数料をキャッシュバックしたりと様々なサービスの展開がされやすい分野です。

あなたが使っている証券会社のみではなく、他の証券会社の売買手数料に関する情報収集を怠らないようにしましょう。

保証金

空売りは信用取引の一つです。信用取引では、保証金をかけることでレバレッジをかけて、少ない投資元本でも大きな利益を上げる可能性があります。

国内の主要証券会社では、最低保証金額は30万円程度最低委託保証率は30%~40%が一般的です。つまり、30万円の元本で最大3.3倍、100万円近くの空売りが可能になるということです。

保証金は、投資家が信用取引を行うときに担保とされる資金です。

最低保証金額はほとんどの証券会社でばらつきはありませんが、最低委託保証率は違いがあることもありますので、証券会社選びの項目に入れることをおすすめします。

貸株料の比較

貸株料は、空売りで証券会社に株式を借りる際に支払うレンタル料金です。

今回は、SBIネオトレード証券、楽天証券、LINE証券、松井証券、マネックス証券の国内の信用取引可能な証券会社5社で貸株料を比較していきます。

貸株料は、決済期間が6か月の制度信用取引無期限や短期の一般信用取引に分かれています。信用取引の種類の違いにも着目して以下の表をご覧ください。

証券会社制度無期限短期
SBIネオトレード証券1.10%
楽天証券1.10%1.10%1.80% (いちにち)
3.90%(短期)
LINE証券1.15%
松井証券1.15%2.00%上限3.90%(短期)
1.80%(短期プレミアム)
1.80%(一日)
マネックス証券1.15%(制度)1.10%3.90%(短期)
1.80%(1D・SP)

今回の調査では、制度信用取引の場合はSBIネオトレード証券と楽天証券、一般信用取引の無期限の場合は楽天証券とマネックス証券0.10%で最安値となりました。

ここまでの結果を見ると、貸株料において業界最安値水準で信用取引が可能なのは楽天証券です。

売買手数料の比較

売買手数料は、空売りを行うときに必要になってくる取引にかかる手数料です。

今回は、貸株料の比較と同様に国内の信用取引可能な証券会社5社で1約定ごとの売買手数料を比較していきます。

1約定ごとの売買手数料は、約定金額の大きさによって違いがあります。約定金額にも注目して以下の表をご覧ください。

証券会社10万円20万円30万円50万円100万円300万円
SBIネオトレード証券0円0円0円0円0円0円
楽天証券99円148円198円198円385円385円
LINE証券0円0円0円0円0円0円
松井証券0円0円0円0円1100円3300円
マネックス証券99円148円198円198円385円385円

今回の調査では、1約定ごとの売買手数料の最安値はSBIネオトレード証券とLINE証券の0円でした。

信用取引を短期で行う予定のある投資家や、売買頻度が多いデイトレードやスキャルピングをメインで行う方にとっては、売買取引の都度かかる手数料が0円という証券会社はととても魅力的であると言えるでしょう。

おすすめの証券会社とは?

今回、空売りに必要な手数料として貸株料と売買手数料を国内5社で比較しました。

貸株料が最安値水準なのは楽天証券です。一方、1約定ごとの売買手数料が0円なのはSBIネオトレード証券LINE証券でした。

どの証券会社にもそれぞれに別の強みがあり、投資家のスタイルによっておすすめの証券会社も決まってきます

例えば、現物取引と同時進行でリスクヘッジとして中長期で空売り銘柄を保有しておきたいという場合は、貸株手数料が低い楽天証券がおすすめです。

また、短期的に反復継続して利益を出していきたいという場合は、1約定ごとの売買手数料が安いSBIネオトレード証券とLINE証券がおすすめです。

あなたに合った信用取引を行う証券会社を選択するには、あなた自身の投資スタイルを理解することが必要不可欠と言えます。

空売りは手数料を抑えることで投資成功へと近づく

空売りで利益を出す可能性を上げるには、手数料を抑えることが重要です。空売りの手数料は、証券会社に払う貸株料、売り立てや買戻しの都度かかる売買手数料、信用取引に必要な保証金です。

また、信用取引の一つである空売りは、レバレッジをかけて大きく稼ぐことができるというメリットのほかに、株価の下落局面でも利益を出すことができるというメリットがあります。

株価がどんな局面でも利益を順調に出すようにするためには、空売りをするときに必要な手数料をいかにして抑えるかを常に注意しておくことが重要になってきます。

空売りの手数料まで意識した投資をして、あなたも“賢い”投資家になりましょう。

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