デイトレーダーにとって、チャートのパターン分析は勝敗を決める大きなカギとなります。
「買い」を察知した時にいち早く株を購入し、「売り」を察知したらいち早く売り抜けるのがデイトレの基本。
そのためにはデイトレならではの、チャートを見る力が必要です。
デイトレに合ったタイミングや、トレンドを見極めるチャートのパターンをご紹介します。
目次
デイトレ手法に合った買いのタイミングをチャートのパターンで見る
デイトレ手法に限らず株式投資で成功するために、株価チャートの読み方は必要不可欠です。
チャートの動きによって売買の強さや傾向を探るため、デイトレの場合はリアルタイムでの動きから目が離せません。
買いや売りのタイミングを計る際に、チャートにはいくつかのパターンがあります。
ローソク足や移動平均線から見える、デイトレのチャートパターンを覚えておきましょう。
ローソク足から見えるチャートの見方
ローソク足は、株の値動きである始値・終値・安値・高値の4つが示されます。
1分足・5分足・日足・週足・月足など、さまざまな期間でチャートを見ることが可能です。
ローソク足から見えるポイントとして、「陽線」と「陰線」があります。
始値より終値が高くなっている場合は陽線とされ、逆に終値が安くなってしまう時を陰線として表現。
その時に細い棒の形になるものを「上ひげ」「下ひげ」と言われ、これが「買い」と「売り」のパワーを判断する有効的な材料となります。
上ひげの場合は、売りの傾向が強く株価が上がることの反発のサイン。
下ひげの場合は、買いの傾向が強く株価が下がりにくくなっていることのサインとして読むことができます。
そして、上ひげ・下ひげ共に短い場合には、売りと買いの圧力が同等でもみ合い状態が続いており、長くひげがついた場合には相場の転換がきていることになるでしょう。
ローソク足ひとつでこのような情報がわかり、下ひげが続いている場合には比較的「買い」のチャートパターンとなります。
ただし、株価はちょっとしたきっかけで売りと買いの圧力が変わるため、敏感に動きの変化を読んでいくことが大切です。
移動平均線から見えるチャートの見方
ローソク足に加えて、売買のタイミングを意味するのが「移動平均線」です。
株価チャートを見ると、ローソク足の他に線で表示されたものが移動平均線になります。
移動平均線はその期間の終値の平均値を線状に繋いだものであり、色別に短期線、中期線、長期線があることで、上昇トレンドや下降トレンドのチャートパターンを分析することが可能です。
ただし、この移動平均線は綺麗に上昇トレンドや下降トレンドに向かっている場合はわかりやすいですが、トレンドが入り乱れているケースも多いので注意しましょう。
チャートパターンでトレンドを見極めてデイトレの勝率を上げる
ローソク足の形や移動平均線の表示だけでも、上昇と下降のトレンドはわかりますが、より「買い」のチャートパターンを知ることで、デイトレの勝率を上げることが可能です。
さまざまなチャートパターンを身に付けることで、株価の値動きに対して先読みできるようになるでしょう。
「買い」・「売り」の一早い判断が、デイトレの勝敗に左右する大きなポイントです。
デイトレで使える「買い」のチャートパターンをご紹介します。
「買い」のチャートパターン
株価の値動きは上昇トレンドだとしても、上昇と下降を繰り返して上がっていくことが一般的な動きです。
その中で5日移動平均線よりも上の位置で、ローソク足が陽線となっている場合は、「買い」のチャートパターンのひとつ。
また5日移動平均線の角度が高ければ、翌日も上昇トレンドが続く傾向が高いです。
逆に5日移動平均線よりも下に陰線が伸びた場合には、下降または調整のタイミングと言えるでしょう。
そして、リバウンドを狙ったチャートパターンもあります。
理由にもよりますが大きな値動きがあるほど反発は起こりやすく、デイトレにとっては大きな収益を得るチャンスです。
中期線や長期線が上昇トレンドのまま、5日線がそれを下回った場合、その反動がある可能性があります。
この戦略は「逆張り」と言う手法ですが、収益が大きくとれる可能性がある分、難易度が高いデイトレ手法なので注意しましょう。
銘柄を探す際には、中期線に差し掛かった値動きも反発しやすい傾向があるため、そのような銘柄を狙ってデイトレ銘柄を選ぶこともできます。
チャートパターンを知っておくことが重要
株価の値動きは誰にもわかりませんが、ローソク足や移動平均線の動きでチャートパターンを見極めることが可能です。
特にデイトレの場合は、先読みの判断がポイントとなるため、チャートパターンを知っておくことは重要になります。
「買い」のチャートパターンを覚えて、デイトレの勝率を上げて行きましょう。
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