こんにちは。
株式トレーダーの川合一啓(かわいいっけい)です。
株式投資の注文方法の一つに「逆指値」があります。
「名前は知っていてもどう使えばよいかよくわからない。」
「逆指値の設定を誤って思わぬ値段で売買してしまった。」
という人もいるかも知れません。
逆指値注文は
「買いのタイミング」「損切りのタイミング」を逃さずに
売買できる注文方法です。
つまり、どうしても買いたい銘柄がある場合や
損切りのルールを崩したくないという人には非常に有効です。
しかし。
逆指値の設定や操作はややこしいため、
使いこなせば有効な注文方法になりますが、
設定を間違えると悲惨な目にあってしまいます。
そうです。
活用している人とそうでない人とに分かれる注文方法です。
そこで本記事では、逆指値注文の概要説明から、
効果的な逆指値注文の使い方を解説します。
目次
逆指値注文はどういう注文?逆指値では買えないのはなぜ?
指値注文は、値段を指定して注文するので、
買いの場合は、指定した値段以下でないと買わない。
売りの場合は、指定した値段以上でないと売らない。
という注文です。
逆指値注文は、指値注文と逆になるので、
買いの場合は、指定した値段以上になれば買いの注文を発注する。
売りの場合は、指定した値段以下になれば、売りの注文を発注する。
という注文方法です。
指値注文と逆指値注文の違い
指値注文は、値段を指定したら、すぐに発注されますが、
逆指値注文は、指定した値段になったら、発注します。
つまり。
買いの逆指値注文であれば、
指定した値段以上になれば、注文が市場へ発注されるので、
思わぬ高値で買ってしまったということがおきますし、
売りの逆指値注文であれば、
売りたくない値段で売ってしまったということも起きます。
そのため、逆指値注文は、
買いであれば、指定した値段になったら発注し、
「指値の注文同様に指定した値段以下でないと買わない」
という選択もできるようになっています。
売り注文は逆にして考えてください
場中に注文状況を見れる人が逆指値を使わなくてもよい理由
しかし、そうなると今度は
「買えない、売れない」ということが起こります。
なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
例えば、買いの逆指値注文を
「500円以上になったら、500円の買い」と設定すると、
株価が500円をつけた時に、500円の買いの注文として発注されます。
しかし、500円をつけた時に発注されるので、
取引の勢いが強く501円になっていたり、
それ以上の値段の取引になっていたら
500円の指値注文ではもう買えません。
売りの逆指値注文でも同じことが起こります。
売りの場合は、買いの設定を逆にかえて考えてください。
こうなると全く逆指値の注文は有効ではなくなります。
つまり、取引の時間に注文状況を見れる人は、
逆指値注文はあえて使わなくてもよいのです。
逆指値注文を使った方が良い人とそうでない人
ここで逆指値注文を使った方が良い人と
そうでな人を確認しておきます。
どうやったら逆指値の有効な使い方ができるのか?
逆指値を有効な注文方法にするには、値段の設定に工夫が必要です。
先にあげた、500円の設定の指値注文で考えてみます。
指定した値段で発注し、すでに値段がそれより上昇し
戻らなくなっていては設定した意味がありません。
そのためにあなたがやることは
「発注のタイミングの値段」と
「指値の値段」に幅をもたせるです。
例えば、自分で買える値段のMAXは500円としていたら、
「498円以上になれば、500円の買い注文の指値」という注文にすると
498円で値段ついた時点で発注され、
500円の指値になるので、
500円以下の値段で約定する可能性も出ます。
しかし、この「もたせる幅」は重要です。
発注と指値の値段に幅を開けすぎると
取引中に勢いで一瞬、値段をつけた際に発注され、
約定してしまったということも起こる可能性があります。
チャートや板を使ってより慎重な設定を行う
そこで、チャートや板を使って
「値動き」や「出来高」を確認した上で設定するのが有効な発注方法です。
例えば、こちらの日足チャートと分足チャートを確認してみます。
すると、注文が多い時間帯、出来高が多い時間帯がわかり、
逆指値の設定をより慎重に行うことができます。
まとめ:株式投資でおさえておきたい逆指値の攻略方法
逆指値注文の有効な使い方をまとめると
以下の3つの状況判断が必要になります。
- 取引時間中に注文を見ることが出来ない。
売買のタイミングを逃したくない場合。 - 出来高が増えてきつつあり、
株価が上昇、下降トレンドに向かってきている、
外部環境に相場が動く場合。 - 逆指値注文を設定する時は、
値段に幅を持たせて発注する。
逆指値を設定して失敗した人もこれで、
タイミングを逃さず発注できるようになると良いですね。
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