こんにちは。
株式トレーダーの川合一啓(かわいいっけい)です。
株式投資をする上で、
配当や優待が特に気になる人も多いのではないでしょうか。
配当や優待生活なんて言葉もあり、
株式を購入する場合の条件の一つに
配当と優待を優先している人もいるかもしれません。
最近は、日本でも物言う株主の存在が高まりつつあり、
企業側も株主になってもらおうと優待制度を追加したり、
長期保有をしていると優待の特典が増えたりする
制度を設ける企業も出てきています。
今回は、そんな配当と優待の利回り計算とランキングについて調べてみました。
目次
配当と優待
配当は原則、
企業が得た利益を株主の方へ還元するという主旨で行われるので、
企業の経営が悪化したり、赤字に転落した場合は、
配当が出ないこともあります。
一方、業績がよかったり、周年記念などでは、
増配や記念配当などが出る場合もあります。
また、株主優待は、日本株独自の取り組みで、
企業が株主に対して自社商品やサービスなどを贈呈するものです。
配当は、企業の決算に合わせて出ます。
年一回の本決算の時、もしくは本決算と中間決算の
年二回に配当支払いを行うところが大半です。
しかし、8304:あおぞら銀行などごくまれに、
四半期毎に、配当を出す企業もあります。
利回り計算はどうやって行うの?
優待は、金券であれば値段がはっきりしますが、
割引サービスや商品などの優待もあるので、
通常は、配当金を元にした、配当利回りで計算されます。
計算方法は、下記で表されます。
例えば、2811:カゴメでみてみると
株価:3,385円(9月11日終値)
予想配当:36円
配当利回り:約1.06%
36円÷3,385円×100=1.0635・・・=1.06%になります
お気づきになったかも知れませんが、配当利回りは、
株価に対して出された配当金との割合を計算しますので、
配当金額が変わらず、株価が上がっていけば、
配当利回りは低くなります。
例えば、カゴメなどは、5年ぐらい前は、2,000円(2016年1月)でした。
仮に配当金が、今と同じ36円だったとしたら、
36円÷2,000円×100=1.8%になります。
何が言いたいかと言うと、
株価と配当金の関係が、配当利回りでわかるので、
例えば配当利回りが高い銘柄が、低くなった原因を探る場合に、
株価も配当金も下がったと言う場合もあるかもしれません。
しかし、配当金が減ったのではなく、払い出される配当金は変わらなくても、
株価が上がって低くなってしまったという可能性もあると言うことです。
配当利回りランキングで
ただ配当利回りが高い銘柄だけを確認するのではなく、
株主優待がある場合は、優待も合わせた利回り計算を行って
高いか低いかを判断することもできます。
カゴメは、株主優待があるので、
株主優待も合わせた利回り計算をする場合ですが、カゴメの株主優待は、
100株以上保有の株主の方に2,000円相当の自社商品が贈呈されます。
そこで、優待も合わせた利回り計算をしてみると下記のようになります。
株価:3,385円(9月11日終値)
予想配当:36円
株主優待:2,000円相当の自社商品(100株単元以上の株主様)
配当利回り:約60.1%
(36円+2,000円)÷3,385円×100=60.1477・・・=60.1%になります
配当・優待ランキング
最後に、配当利回りで上位に上がっている銘柄を
配当利回り(9月11日の終値)Yahooファイナンスより
ピックアップしてみました。
みんなの株式というサイトでは、
配当+優待の利回り計算をしてのランキングがあります。
また、配当ランキングや優待ランキングなども
個別に検索できるようになっています。
参考になさってはいかがでしょうか。
まとめ
配当と優待についてまとめてみました。
選ぶ時の参考になさってください。
- 配当と優待は、必ずしももらえるとは限らない。企業の業績によって変わる。
- 配当利回りの計算方法は、配当金額(年間) ÷ 株価×100=配当利回り(%)で計算される。
- 配当の支払いは年1回、2回、場合によっては4回出るところがあるが、配当利回りは、年間の配当金額で計算されている。
- 配当利回りが高い銘柄が低くなった場合は業績の影響だけでない場合もある。
- 配当・優待得るためには、權利確定日に保有している必要がある。
株式投資で月利30%を実現する3つの手法をメールマガジンで無料公開中!
⇒ 登録はコチラ